セミパーソナルとは何か


こんにちは。

今日は父の日ですね。珍しく今年は自分から誘って父と食事に行ってきます。

さて、僕はフィットネストレーナーとして、個人宅での出張パーソナルトレーニング(指導、ボデイケア、ストレッチ)だけでなくセミパーソナルジム2店舗を業務委託として管理させていただいている。

新型コロナウィルス感染拡大の影響によりフィットネス業界は大きなダメージを負い、大型ジムはもちろん密になりにくいパーソナルジムでさえ休館から再開した施設の多くは今苦戦を強いられているという。

この自粛期間によって、これまでの生活を見直し、食費や生活費、趣味や健康に充てる費用も吟味された。パーソナルジムに通っていたけどそこに求めていたものは安心感や居心地の良さであって、必要以上に多くのコストをかけていた。かといって大型ジムだと蜜になりやすく感染症の不安がある。さらに家で一人ではできない。。


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セミパーソナルジムは、密になりにくく、比較的低額で継続的にトレーニングができる。

セミパーソナルトレーニングとは言わば、トレーナーがマンツーマンではなく、複数人に対して同時にパーソナルトレーニング指導を行い、密閉された個室ではなく広い空間で行うパーソナルジムの大型版というようなイメージだ。形態にもよるであろうが、数人のトレーナーが常駐している。


メリット

〇コスパ

まずは圧倒的にコスパがいいこと。パーソナルトレーニングなら一回1万円以上するところも多いが、セミパーソナルなら一回あたり3000円にも満たなかったりする。


〇一体感

パーソナルトレーニングは個室で行うにせよ、広い空間で行うにせよ、基本的にトレーナーとマンツーマンで行うことになる。一方で、セミパーソナルは同時に他の人もトレーニングを行うので、向こうの方でトレーナーに追い込まれていたり、いきむ声が聞こえてくると「頑張っているのは自分だけでない」と思えるようになる。いざ自分が追い込まれるようなことがあれば、周りの会員の人から「よくやりました!」というお褒めの視線を向けられることもある。パーソナルトレーニングにおいては常に頑張らなければいけないという精神的圧力を感じ、結果長続きしないという意見もあるが、自分一人だけだと頑張れないものだ。


〇トレーナーとの適度な距離感

身体がたるんで本当に自分の体と向き合わなくてはならず、意を決してパーソナルトレーニングを受けたい。でもパーソナルトレーナーと対峙して関係性を築いていくのも大変だし、相性が合わなかったらどうしようという不安もある。セミパーソナルなら、体験時や初回の際のトレーナーとの相性がよほど悪ければ通いたくないと思うかもしれないが、そうでなければ、パーソナルに比べて単位時間あたりの接触回数や時間が減るから常に目の前で監視されているという圧迫感からは開放される。


デメリット

〇トレーナーによる考え方、アプローチの違い

トレーニングや身体のことについて学んできた背景がトレーナーによって異なるので、どれだけトレーニング種目がトレーナー間で共有されていても同じ種目での指導でも伝わり方や感じ方には差が出てくる。本来トレーナーとは、他者との違いを生み出して自分独自で成果を導きたいものだし、手柄にしたいと思っているものだ。


〇パーソナルに比べてきめ細かさが減る

パーソナルであれば、より厳密に厳格にひとりひとり異なる体そしてその時々のコンディションと向き合い、その状況や特性に合わせて逐一アプローチを変えていくことも多い。だがどうしてもトレーナー一人対複数人への同時セッションという形態であればどうしてもシステマチックになってしまう。サービスとしてそういうものだと思ってしまえば楽かもしれない。


〇他者からの視線

他者からの視線をシャットアウトし完全に個室で自分のペースに合わせて行っていきたいという場合は個室や自宅でのパーソナルトレーニングがいい。プライバシーに重点を置く女性や著名な人は個室でのパーソナルトレーニングを選ぶ傾向がある。


まとめ

どこに行っても最終的には「人」だと思う。どれだけ評判よく雰囲気がおしゃれで料理が美味しくコスパのいいレストランに行っても、対応してくれたスタッフの人がそっけなかったり、ずさんな対応だったら2度と行きたくないし、もちろん周りの人に勧めることもない。


そして人間の体は20代をピークを向かえ、そこから様々な体力要素(筋力、筋持久力、柔軟性、バランス感覚、心肺機能等)が落ちていくことは不可避である。人の寿命も延び、生き方も多様化している中で死ぬその時まで健康でいることを誰しも望んでいる。やりたいことがあるのに体が不自由だと煩わしい。


今回自粛期間でいくら健康に投資するコストを抑えようとも、健康フィットネス産業がこのまま衰退していくとは思えない。これから必ず盛り返していくと思っている。

身体づくりは、細くても長く続けていくことが大事。多くの人が健康的で、快適なフィットネスライフを過ごしていけるように。



LIFE is FITNESS

フィットネストレーナー 五十嵐優オウンドメディア

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