こんにちは。
昨日は一日中、お世話になっているTCC(Tokyo College of Chiropractic)の学生と一緒に解剖実習に参加してきました。解剖実習は初めてでした。
解剖実習といってももちろん医学部生ではないので実際に学生がメスを入れるわけではありませんが、ただ見学をするだけじゃなく、すでに何体かの分解されたからだ・内臓や筋肉に触れ、位置を確認しました。
実習室はものものしい雰囲気に満たされていました。
覚悟はしていましたが臭いが強く、特に脳の臭いは強烈でした。
私はいまだに肉を食べることができないのですが、不思議な事に一緒に昼食に行った学生はみな肉を食べていました。
実習中は思わず夢中になっていて、特に筋肉の確認をしているとき、普段触ったり鍛える筋肉が実際にどうなっているかがわかってとてもテンションが上がっていました。献体はすべて年配の方々でしたが、大殿筋が分厚いことに驚きました。また人体で一番太いといわれる坐骨神経は血管や筋肉かと思うくらいに太くて丈夫でした。
”わかる” って楽しいですね。
『死』についてどう向き合うか。
実習を受ける前に考えていたことでしたが、実習室に入って黙祷をし、すぐに実習に入って淡々と進んでいきました。あまりに淡々と進むので献体が一つの標本のように思えたのは私だけではないと思います。ショックを受けたのは確かですが、これが医学部生のように実際にメスをいれるとなるとまた違った感覚を味わうのだろうと思いました。
しかし、人間のからだがどのようになっているかをリアルに確かめることができて、自分や普段何気なく接している人が当たり前に存在していることさえも”奇跡”なんだと感じました。
一日が終わって帰ると、どっと疲れが出ました。
このような貴重な経験ができるのも本当にありがたいことですね。
実習は5回、今月にもう一度参加してからだの知識を深めてきたいと思います^^
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